今回はヤマハ音楽教室の「おんがくなかよしコース」を受講してみての、リアルな口コミ・感想についてまとめてみようと思います。
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習い事何する問題
年少さんくらいになると家で遊ぶか保育園に行くだけだとマンネリ化してきて、何か習い事した方がいいかな、という気になってきました。
そこでぱっと思いついたのは、バレエ、ピアノ、ダンス、水泳、体操とかでした。
余裕があったらたくさんやらせてあげたい気持ちはやまやまですが、ワーママだと時間の制約もあることから、かなり厳選する必要がありました。
そんな中でも必ず習わせたいなぁと思っていたのがピアノでした。
色々と理由はありますが、ピアノ弾けるとかっこいいからとか、楽しいとかね。
それに、幼少期にピアノをすると脳にとても良い刺激があると言われています!
脳科学の権威として有名な澤口先生も、ピアノが脳を発達させるということについて言及されていました。
私自身も小さい頃ピアノを習っており、当時は何も意識せずに弾いていましたが、考えてみると結構ややこしいことをしていたんだなぁと思います。
まず楽譜を一瞬で読みながら、右手と左手、そして右足それぞれに別の動きをしろと指令を出しながらも、次の譜面をどんどん読んでいく。
最終的には5〜10分程の譜面を頭の中に入れて、ただ音を鳴らすだけでなく、いかに美しく音楽を奏でられるかが求められます。
こうやって文字にすると、すごく脳が刺激されるような複雑なことをしているってことがわかりますよね。
そういえば、あの御三家と名高い開成中高ではピアノの授業があるそうですよ。
男子校なのに珍しい取り組みですよね。
元々優秀な生徒さんが集まっていることはもちろんのことですが、東大進学率No.1の実績を後押ししてるのはピアノが脳に何らかの作用をもたらしているからかもしれません、、、
というほど、音楽の力は無限大だと思っています!
でも一応会計士試験は受かったから、、、むにゃむにゃ
ということで、ピアノを習わせようということになりました。
本当はヤマハの幼児科から通わせたかったのですが、年少さんでは入れてもらえなかったため、その下のコースである「おんがくなかよしコース」というものにお世話になることにしました。
ピアノを習ううえで候補にあがったのは、ヤマハ、カワイ、個人の先生ですが、自分も通っており親しみがあったので迷わずヤマハを選びました。
個人の先生だと振れ幅が大きいので少しリスキーかなという印象があるくらいで、最初はどこも変わらないと思います。
どこのお教室でも体験レッスンみたいなものがあると思うので、気になるところを体験してみるといいと思います。
おんがくなかよしコースとは?
おんがくなかよしコースとは、ヤマハ音楽教室の3歳児(年少)向けのプログラムです。
イメージを広げながら音楽とふれあい、豊かな表現力を養うことを目標とするコースで、概要は以下の通りです。
対象 | 3歳(年少) |
---|---|
期間 | 1年または半年 |
形態 | グループレッスン |
回数 | 3回/月 |
時間 | 50分/回 |
料金 | 5,500円/月(入会金・教材費別) |
ピアノを習いたいと言いましたが、このコースではピアノに触ることはありません。
なので、ご自宅にピアノがなくても大丈夫です。
エレクトーンに触ることはありますが、手はぐーや1本指でリズムよく鍵盤を叩くだけです。
なので、ピアノを今すぐ弾けるようになりたいという方には期待外れになってしまうと思いますので、お気をつけください。
ピアノは早いうちから始めた方がいいとは言いますが、3歳の細い指ではピアノの鍵盤は重たすぎるんですよね。
エレクトーンならその点、ふわふわで軽いのでまず鍵盤に慣れるということからでも良いかなと思います。
ちなみにですが、おんがくなかよしコースは5月開講となりますが、体験レッスンは随時受け付けていると思います。
平日働いている方は土日のコースとなると思いますが、意外と枠が埋まってしまいがちです。
もし興味がある方は、早め早めに動いた方が良いかもしれません。
使用する教材
レッスンで使用する教材は「おんがくあーとぶっく」というテキストです。

3ヶ月で1冊、年間通して計4冊のテキストを進めていきます。
テキストの他にそれぞれCD・DVDがあり、お家でもレッスンで歌ったりする曲を聴く事ができます。
これらの教材は半年分まとめて購入しましたが、タイミングは楽器店により異なるかもしれません。
テキストは1冊1,210円、CD・DVDは1セット1,320円なので、年間の教材費としては10,120円になります。
テキストは楽譜かなと思う方が多いと思いますが、全面に可愛らしい絵が描かれています。
音符はひとつも書いてありません!
中身をちらっと見てみると、こんな感じです。

イメージとしては文字が書いていない絵本のような感じで、文字の代わりに音楽で想像を膨らませていくことが出来ます。
レッスン中に眺めるだけでなく、宿題として、工作をしたり、絵を描いたりすることもあります。
そういった点で「おんがくあーとぶっく」という名称なのかもしれないです。
レッスンの流れ
レッスンの流れや進め方はどこもだいたい同じだと思いますが、楽器店や先生によって若干異なる可能性もありますので、目安として記録しておきます。
まず、コロナ禍ということもあり、受付で手の消毒、検温を実施します。
教室に入るには子供もマスク必須で、レッスン中も常にマスクを着用する必要があります。
お教室に入ると1人1台エレクトーンが用意されているので、子供はエレクトーンの椅子に、親は横の丸椅子に座ります。
私が通っているお教室は、どこに誰が座るかは指定されていました。
ちなみに、おんがくなかよしコースは親同伴必須です。
お母さんと参加されている子が多いですが、もちろんお父さんでも大丈夫です。
子供に違うよ、とか言われながらも楽しく参加できました。
開始時間になると、名前を呼ばれるので元気にお返事をするところから始まり、1レッスンで5〜6曲取り組みます。
基本的にレッスン中に使う音楽はCDをかけるので、先生がピアノを弾くのは数えるほどしかありせん。
さて、実際のレッスンでどんなことをするのかというと、こんなことをします。
音楽に合わせて身体を動かす
ずっとエレクトーンの前に座っているわけではなく、前に出て身体を動かしたりします。
例えば、うさぎ、ぞう、さる等の動物になりきって、リズムに合わせて身体を動かします。
うさぎのときはぴょんぴょんぴょん
ぞうのときはどしんどしん
さるのときはうっきっきー
とリズムを感じながら、身体全体で表現します。
簡単な振り付きで歌う
先生の振り付けを真似しながら、音源に合わせて歌います。
テキストに歌詞は書いてありますが、もちろん子供は読みません。
何度か聞いているうちに、すぐに覚えてしまうんですよね。
子供の吸収力の高さには驚かされます。
慣れてくると、歌詞を一部ドレミに変えて歌うなんてこともしました。
エレクトーンでリズム遊び
歌った曲や身体を動かした曲の一部を、エレクトーンを使って音を出します。
たいこの音、イルカがジャンプする音、自転車のチャイムの音、様々な音をエレクトーンを使って出してみます。
エレクトーンの代わりにカスタネットやタンバリンを使うこともあります。
レッスン中にエレクトーンを開くのは2-3回ほどですかね。
使わないときはエレクトーンの蓋を閉じておくのですが、やっぱりここで一悶着あるんですよね。
もっと触りたくて大騒ぎしてしまう子、指定のリズム以外のところでも構わず鳴らしてしまう子、気分が乗らずに帰ると騒ぎ出してしまう子。
大丈夫です、みんなお互い様です。
クラシックの音学鑑賞
絵を見ながら、クラシックを鑑賞します。
どんな絵が書いてあるかな?
この音は何を表現してるのかな?
なんて子供と対話しながら音楽を楽しむ時間です。

ざっとこんな感じだと思います。
50分のレッスンですが、退屈することなくあっという間に終わってしまいます。
最後にご褒美シールとして、好きなシールをおんがくあーとぶっくに貼って終了です。
期待される効果は?
長くなってしまいましたが、おんがくなかよしコースの概要はご理解いただけたかと思います。
で、気になるところは結局どうなの?って所ですよね。
個人的には、子供も楽しんでいますし、通ってみて良かったと思います。
最初は先生と目も合わせられない、挨拶もできない、返事もできない、もちろん歌わないところから始まりましたが、慣れてくると日に日に出来ること増えるのが目に見えてわかります。
保育園に通っていると、普段の家以外での子供の様子を見る機会ってあまりないので、グループレッスンで親も一緒に参加しながら子供の様子をみれる習いごと、という点が良かったです。
逆に、習い事中は先生に預けてゆっくりしたいわ、という方には向いてないかもしれません。
実際に通ってみて何が出来るようになるの?と言われると、ピアノが弾けるようになるわけでは1ミリもないので難しいのですが、確実に土台となる部分を吸収している感じはあります。
まず、集中力アップに期待がもてます。
未就学児の集中力は年齢プラス1分程度と言われていますが、50分というレッスン時間を真剣に取り組んでいます。
ピアノを演奏するときはちょっとでも気を抜くと、音を外してしまったり、楽譜を読むのが追いつかなかったりするので、集中力は非常に大事です。
子供はいろんなことに興味津々なため、気が散って集中できない事が多いので、小さい頃から何かに集中して取り組む習慣作りをしておくと、いろんな場面で役に立つような気がします。
あとはリズム感がついたのと、聞く力がつきました。
音楽に合わせて演奏するためには、聞く力とリズム感が必要です。
ちゃんと聞けていないと音楽に合わせることが出来ないし、リズム感がないと、音楽に合わせたリズムを刻むことが出来ません。
こちらも今後ピアノを弾く上では必須のスキルになりますね。
そして最後に、表現力アップの期待がもてると思います。
今は身振り手振りでどんな音なのか、どんな情景なのかを表現する練習をしていますが、ピアノを演奏する時には音色で表現することになります。
ピアノが弾けるというのは、ただただ指が動けばいいわけではありません。
それではのっぺりとしたつまらない音楽にしかならないので、小さい音、優しい音、迫力のある音、いろんな表現方法があるということを学ぶきっかけになるかなと思いました。
・親子一緒に習い事を楽しみたい
・音楽を楽しむための土台作りをしたい
・音楽に合わせて歌を歌ったり、踊るのが好き
・恥ずかしがり屋さんを克服したい
より実践的なことが始まる年中さんの幼児科からはじめる、という選択肢ももちろんありだと思います。
私も最初は幼児科から始めようと思ったのですが、年齢的に入れてもらえなかったので。。
おんがくなかよしコースだとやっぱりピアノが弾けるようになるとかではないので、通わせる意味ってあるのかな?って思う方も多いと思います。
私も最初はそう思いました、保育園でやっているリトミックで十分じゃないかなとか。
なので、最初はなんとなく幼児科からが本番で、おんがくなかよしコースは練習という位置づけで始めました。
お子さんの特性にもよりますが、お教室に通う、お友達・先生がいるその環境に慣れるだけで時間がかかったりします。
うちの子はもれなく後者のため、練習期間もうけて良かったなと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
おんがくなかよしコースに通ってみてのリアルな感想をお届けしました。
個人的には気になる方はやってみて、合わなければ辞めればいいのかなと思います。
事によりますが、基本的にはやらない後悔より、やって失敗する方が良い派です!