今回は今流行りのFIREについて考えてみようと思います。
あれね、あれあれ、熱いよね。
FIREとは?
FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字をとったもので、経済的自立と早期退職した状態のことをいいます。
要は「お金のためだけに働かなくてよい状態」ですね。
終身雇用で60歳まで働いて定年を迎えるという働き方が一般的であった日本に、新しいライフスタイルが輸入されてきました。
要はあくせく働かなくても、生活できるくらいの収入が勝手に流れ込んでくるような状態ということでしょうか。
これってよく考えるとすごいことですよね!
私は全然仕事好きな人ではないので、生活のために働いているというのが正直な所です。
これが生活するお金が確保できている状態(経済的自立)であれば、働かない、もしくはストレスのない仕事に変更するという選択が可能ですよね。
余裕のある時だけ働く
疲れたら休む
ちょっと贅沢したくなったら働く
こんな選択が出来るようになったら、、、夢のようだなぁと思います。
よく考えると、小学校入学までの6年間遊び、小中高大16年間勉強し、そこから65歳までの43年間を働き続けて、やっと自由な時間を手に入れた頃には体がぼろぼろ。。。
今後は定年が70歳まで延びるかもしれないし、年金だけじゃ足りなくて、死ぬまで働き続けなければならないかもしれない。
自由な時間があるときにはやりたい事をするお金がなく、ある程度稼げるようになったら自由な時間がなくなる。
使う時間ないなら国に納めてよ、とどんどん税金を徴収される。
考えるだけでどんよりしてきました。
そんな切ない未来を打開してくれるのが、労働収入に依存しないFIRE、という新しいスタイルなのかもしれないですね。
子持ちFIREの難しさ

FIREが話題になり始めて、近年の株高の影響もあってか、ちらほらFIRE生活をされている方の話が本やブログで聞けるようになってきています。
そういった方々の属性をみると、シングルかDINKSの方が気持ち多い印象があります。
やはり、子持ちFIREは難しいのでしょうか?
大人だけであったら今後の支出を想定するのは容易いですが、子供の教育費を考えるとかなり不確定要素が多いことが1つの要因としてあげられると思います。
公立一本で大学まで行かせるつもりです!
と言ってもご縁がないかもしれないですし、留学することや医学部に入ることまで幅を広げていくと、いくらあっても足りない気がします。
(そもそも共働きであっても、医学部行けるかどうかは怪しいということは置いといて。。。)
だからといって
私達FIREするからあなた達はこれで我慢しなさいね!
というのは自分たちのエゴを押しつけているような感じがして、気が引けてしまいますよね。
FIREにも色々な形がある
一括りにFIREといっても、ただ働かないだけで生活するだけではありません。
FIREの中にも何段階かレベルがあって、初心者向けから上級者向けまで裁量にあわせて自分にあっている形態を選ぶことが出来ます。
FIREは以下の4つに分類されます。
余裕をもった豊かな生活を送れる状態
fatには「太った」「豊かな」という意味がありますが、十分な資産を築いてからリタイアしている人のことですね。
節約することなく、美味しい物を食べて、欲しいものを手に入れ、好きなことをしながら悠々自適に暮らす。
誰しもが憧れる暮らしっぷりではないでしょうか。
でもこれにはかなりの資産が必要と考えられるため、宝くじに当たるとか、投資で一発当てるとか、実家の支援があるとか、あるいは報酬の良い仕事をがむしゃらに続けてこられた方とか極限られた選ばれし者の特権かと思います。
次!
節約しながら最低限の生活費で過ごしている状態
Fat FIREの対極にあるのがLean FIREです。
Leanには「細い」とか「貧弱な」という意味がありますが、その言葉通り、可能な限り支出を抑えて生活をするスタイルですね。
贅沢は望まないから、どうしても働きたくない。
最低限の生活でいいからのんびりとくらしたい、今すぐにでも仕事を辞めたい、という方に向いていそうです。
毎月の生活費を抑えることで、リタイア時に必要となる資産はそれほど多くないため、FIREへのハードルも低くなります。
子供もいるし、Lean FIREはちょっと目指すスタイルとは合わさなさそうかな。

フルタイムではなく、不足分を補う形で臨機応変に働いている状態
例えば、今まで生活費の全てを労働収入で賄っていたのを、60%は不労所得で確保できるようになったから、残りの40%分だけ働こうといったようなスタイルです。
週5日働いていたのを、週2日働くという風にペースを落としたり、責任ある仕事で報酬は高かったけどプレッシャーが半端ない仕事から、もう少し気軽に出来てストレスのない仕事への転換といったように仕事を変えることが出来ます。
不労所得の状況に応じて、Barista FIREは今からでもすぐに取り入れられそうですね。
子供が小さいうちはなるべく家にいたいとか、ライフワークバランスを考慮して無理のない働き方が可能になりそうです。
そもそも週2日働けばいいなんて認めてくれるところあるのかとか、働く日数減らしたら保育園入れないんじゃないとか課題はありそうですが、考え方としては良さそうですよね。
徐々に労働収入比率を減らしてフェードアウト!
サイドFIREとも言うみたいです!
いつでもリタイア出来るけど、あえて働いている状態
どMなのか、意識高い系なのかと思ってしまいましたが、リタイア出来るほどの資産は持ちつつも、働き続けるスタイルですね。
完全にFIREしてしまうと社会とのつながりがなくなってしまうとか、社会貢献したいとかそういう素晴らしい心持ちの方が選択されるのかもしれません。
家にずっといるのは苦手、という方もいらっしゃいますよね。
あとはやっぱり、完全にFIREしてしまうと計算上は大丈夫という想定でも、何があるかわかりませんからね。
働くのがそれほど苦ではなければ、無理せず働くといった選択肢も保守的でいいかもしれません。
私も心配性のため、実際にFIRE出来る水準になっても、すぱっとFIRE出来るかというと自信がありません。
Coast FIREは既にリタイアできる水準にいるため、辞めたくなったらいつでも辞められる、というのが精神的なお守りになりそうですね。
辞めたくても辞められないのが1番つらいと思うので。

以上、4つのFIREスタイルのご紹介でした。
皆さんのライフスタイルに合いそうなFIRE形態は見つかりましたか?
もちろん必ずしもこの4つの型に当てはめる必要はないので、自分にあったFIREスタイルにアレンジしてみるのもいいですね。
どのようなFIREを目指すかによって、手段も変わってくると思うので、まずはゴールを明確にイメージ出来るとよいと思います。
私が目指すFIRE像は?
私がいいな、と思っているのはBarista FIRE(サイドFIRE)です。
今のようにバリバリ働きたくはないですが、倹約して切り詰めながらミニマムに生活するのはちょっと向いてないです。
外食大好きですし、気兼ねなく旅行にも行きたい、物欲はないですが欲しいと思ったものがあった時は値段を気にせず手に入れたい。
と書くと、かなりの浪費家のように見えますが、資産増やすのが趣味みたいなものなので、お財布の紐は固いです。
自分が価値を感じるところにお金を使い、無駄と感じるものには使わない。
メリハリをつけたお金の使い方を心がけています。
そう考えるとLean FIREは目指すスタイルではないかなと。
Fat FIREは非常に憧れはありますが、無理でしょうね。
そうすると自然とBarista FIRE(サイドFIRE)しながら資産を育てて、Coast FIREに突入するという流れが見えてきましたね。

私自身全く仕事人間ではないので、本業はどんどん減らしていきたいですが、家事の適性にも欠けるため、胸を張って専業主婦になりますとも言えない状態です。
専業主婦じゃなくて、稼ぐ主婦になろうかな。
夫の収入はさておき、私個人としては月に30万円くらいの収入をキープできたらいいなと思っています。
なので、まずは10万円くらいの不労所得をコンスタントに得られるようになったら、本業を減らしていく段階に進めるかなと思います。
あと2~3年でそこまでもっていけるかしら?
子供が大学生になる頃には教育費の目処もついていると思うので、そこらへんで完全リタイア出来たら万々歳ですね。
まとめ
今話題のFIREについて考えてみました。
テレワークも急激に進んでいますし、今以上にもっと柔軟な働き方が出来るようになるといいですね。
安定と自由はなかなか共存しにくいものですが、そこを不労所得で補いながら豊かな生活を送れるようになりたいと思います。